オフィスホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことで、国家資格者が医薬品として登録された薬剤(過酸化水素水、過酸化尿素)などを歯の表面に塗り、医療機器として登録された機器を使って行うホワイトニングのことです。
オフィスホワイトニングで歯が白くなる仕組み
過酸化水素(過酸化尿素は過酸化水素に分解されます)が分解されると、ヒドロキシラジカル(フリーラジカルの1つ)が発生します。このヒドロキシラジカルがエナメル質を通過し、歯の着色の原因である色素分子を分解することにより、歯が漂白されます。このヒドロキシラジカルはあらゆる方向に動くため、ホワイトニング剤を塗っていない部分も漂白され、結果として歯全体が漂白されていきます。
つまり、ホワイトニングの正体は過酸化水素が分解されたヒドロキシラジカルなのです。
このような作用機序のため、通常歯の構造自体は変化せず、歯の表面がザラザラになることはありません。歯の内部の色調が明るくなり、白くなった内部がエナメル質により透過されるため白く見えるというわけです。
オフィスホワイトニングの手順
Step❶
歯の表面の着色除去(+PMTC)
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Step❷
色合わせ(シェードテイキング)
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Step❸
ホワイトニングジェルの塗布
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Step❹
光照射10分×3set
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Step❺
色の確認
オフィスホワイトニングのまとめ
歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニング
医薬品、医療機器として登録されたものを使用
過酸化水素、過酸化尿素の漂白効果により白くなる
1回の施術でも効果が出やすい
歯の表面は傷つけないため安全
痛み(知覚過敏)が出る可能性があるが、症状は一時的なため安心
*ポリリン酸や炭酸カルシウム、メタリン酸、重曹(重炭酸ナトリウム)などは医薬部外品添加物に該当するため、資格がない方でも利用できます。このため、歯科医院以外で行うホワイトニングは漂白効果のないホワイトニングとなっています。あくまで歯の表面を研磨する作用による着色除去効果程度で漂白効果はありません。漂白効果があるのは過酸化水素あるいは過酸化尿素ですのでその点にご注意ください。
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