歯科治療や口腔ケアが医療費削減につながるって聞いたけど本当?

歯とお口の基礎知識

お口の健康がもたらす新事実

人口構造の変化や医療費高騰による財政難の背景もあり、医療費をどう削減するかの命題は日本国民が考えるべく令和のテーマでもあります。

近年では、国民皆保険制度を守るために国が牽引するデータヘルス計画に基づき、健康保険組合のデータや病院のデータが分析され、今まで知らされていなかった歯科医療に関わる情報が明るみになってきました。

わかってきた新事実

口腔機能管理の徹底により誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)が抑制される

口腔機能管理の徹底により抗菌剤の投与期間も減少する

専門的な口腔機能の管理が在院日数(入院日数)を削減する

歯の数の少ない人ほど医科医療費が高い

口腔機能管理の徹底により全体の医療費が削減できる

昔から言われてきた「お口は万病のもと」が近年の医療データの分析により裏打ちされ、事実として認識され始めています。お口は川でいうと上流です。上流が汚ければ、胃や肺、小腸、大腸などの下流も汚くなるのはわかりますよね。病気はお口から摂取する食べ物やお口から入ってくる細菌が影響してくるのは、よーく考えると納得できるはずです。

21世紀は、「健口から健康へ」がキーワードです。お口の健康を維持し、医療費削減につとめ、未来の子どもたちのためにより良い社会を目指していきましょう。

健康保険組合のデータより

歯周疾患がないと、年間の医療費が2万2,000円も安くなることが判明し、多くの健康保険組合が歯科検診を行うよう推奨しており、様々な予防歯科プロジェクトが開始し始めております。

また、歯科健診を実施した事業所では年間医療費の減少し、不実施事業所では年間医療費が大幅に増加しました。

タイトルとURLをコピーしました